次世代がんリスク検査「マイシグナル・スキャン」を用いた 肺がんスクリーニングによる前向き観察研究を開始しました

お知らせ2024.01.22

北海道大学病院はCraif株式会社と共同研究契約を締結し、北海道 岩内町、余市町の住民を対象とした次世代がんリスク検査「マイシグナル・スキャン」を用いた肺がんスクリーニングの前向き観察研究を開始しました。

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  Craif、北海道大学病院を中心した地域医療機関と連携し、次世代がんリスク検査「マイシグナル・スキャン」を用いた 肺がんスクリーニングによる前向き観察研究を開始 – Craif Inc.

  

北海道はその広大な土地と町村地域の過疎化と高齢化が進み、残念ながら検診率が全国で最も低い都道府県となっています。特に天候の厳しい冬期間は検診受診率がどうしても下がる傾向にあります。今回、前向き観察研究を行う予定の岩内地区は、47都道府県中肺がん死亡率が極めて高いとされる北海道の中でも最も肺がん死亡率の高い地域の一つです。喫煙率が高いことも理由として挙げられますが、この地区の検診受診率が極端に低いことがその理由として考えられます。これまでの肺がん検診のモダリティとしてX線・CTなどの画像をつかった診断法は検診会場や病院に行かなければならないという制約がありました。しかし、尿中マイクロRNAを用いた検診法は、採尿ですので一般の方がご自宅でも施行可能で、これを郵送するだけでよいという簡便性があります。本検診法は、特にこれから高齢化・過疎化がさらに進む北海道、いや日本全体においても検診活動に革命を起こす可能性があると私は期待しています。

我々は岩内協会病院、余市協会病院の協力を得て、尿を用いた検診法の有用性を検証するべく、本プロジェクトを是非積極的に進めていきたいと考えています。本研究が成就し、1人でも多くの方のがんが早期に発見され、治療まで結びつけることを目指したいと思います。どうぞご協力のほどよろしくお願いいたします。

研究概要
・目的:肺がん高リスク群に「マイシグナル・スキャン」を用いた肺がんサーベーランスを実施。その診断率を評価し、また追跡調査から罹患率、予後への影響、これらに関係する因子を推定することを目的とする。
・研究の種類:侵襲(*5)を伴わない、探索的前向き観察研究
・対象者:北海道岩内町、余市町在住者 100例
・期間:〜2025年3月
*5.研究目的で行われる穿刺,切開,薬物投与,放射線照射,心的外傷に触れる質問等によって,研究対象者(患者)の身体又は精神に傷害又は負担が生じること

研究責任医師 北海道大学病院呼吸器外科 教授 加藤 達哉

Craif株式会社 CEO 小野瀨 隆一